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本日セカンドオピニオンを聞きに行ってきました。 結果としてものすごく納得出来る説明を受け、第3の方針を提案されました。 それは EC治療の後にするはずだったアブラキサン治療を継続して行う それ、私、主治医に言いました。 「ECダメなら、後にするはずのアブラキサンをやるのはどうなんですか?」 「それはダメです」 即座に却下されたんですよね。 却下されたそれを提案されましたよ。 あなたの言う事でいいんですよ、って。 さて、ここでなぜ見解の相違が出たのか。 EC治療は前半にエピルビシンとエンドキサンを、後半にアブラキサンを投与する、というミックスの治療です。 現在、後半アブラキサン単剤だけのデータはない。 私の主治医は、4回するはずだったけれど、2回で終わったエピルビシン+エンドキサンを「入ってない」とみなし、後半アブラキサンを投与するのは単剤だからダメだと判断したのに対し、セカンドオピニオンの医師は2回やれば「入ってる」と考え、次のアブラキサンを投与すればいい、と。 抗ガン剤は2回やれば効いているのか効いていないのかわかる。 2回やってダメだと思えば、違う薬剤に変えればいい。 どんどん変えればいい。 AT治療は別に古い治療ではない。 アメリカでは普通に使われている。 ただ非常に厳しい治療、副作用がキツイ治療だ。 だからアブラキサンをお勧めする。 エピルビシン+エンドキサンを2回、アブラキサン6回というちょっとイレギュラーだけど、それがいいんじゃないか、と。 はああ。 ものすごく納得した。 わかりやすかった。 さすが、内科医の説明は違う。 これまで病院にかからない人生を送ってきたので、病院の仕組みがよくわかっていなかった私が今回わかったこと。 乳がんの専門は内科と外科がある 私の主治医は外科医。 今日のセカンドオピニオンの医師は内科医。 現在日本の乳腺外来はほぼ外科医なんだそうです。 内科医がいるのは、がんセンターや大学病院くらいでほんのわずか、本来は切るだけでいいはずの外科医が、頑張って抗ガン剤のことまでやっている。 「本当は内科医が抗ガン剤治療のことはもつべきはずなんだけどね」とポツリと言われたのが印象的でした。 つまり、究極に極端に言えば、抗ガン剤に関しては、外科医は専門外?! 残念ながら外科医の主治医と内科医のセカンドオピニオンの医師では、抗ガン剤に関しては、その説得力が全然違いました。 でもそれは当たり前だとも思いますよ。 今通っている病院のことをダンナが尋ねると、 「あーあそこの先生知ってるよ。仲間だから。あそこいいんだけど、内科の先生がいないんだよねー」 いや、いる病院の方が少ないんですね、先生? 私は主治医に不信感があるわけじゃないの。 信頼してます。 ただ、抗ガン剤に関しては「薬剤の先生と相談して」と言われるのを何度も聞いたし、チームで治療に当たってるんだな、と理解してたから、そのチームに存在しない内科医の見解が聞けてよかった。 「私ならEC2回入ってるんだし、前倒しでアブラキサンやるな。それで4回のところを6回やってもいいし。8回やって効果あったデータあるしね」 「まだしこり大きいし、術前化学治療はやった方がいいね。今しなくても、どうせ術後にはやらなきゃならないんだし。前でも後でもどっちにしろ抗ガン剤はやらなきゃならない」 「抗ガン剤は今やって、それでおしまい。術後は僕はやらない。ホルモン治療だけ。術後の抗ガン剤治療やる人もいるけど、それは実績がない。放射線治療は手術してみてから(判断する)かな」 そうおっしゃったセカンドオピニオンの内科医、田部井敏夫先生は抗ガン剤、ホルモン治療の専門家です。 埼玉県立がんセンターの病院長をされ、そこを退職された今は川越の三井病院におられます。 たまたま友人が紹介してくれた医師で、セカンドオピニオンやった方がいいよ、と様々な人から言われる中、ただひとり彼だけが、この病院のこの先生に聞いてみたら?と具体的に指示してくれた、その先生でした。 だから、何にも わからない、知らない私は、もう、この先生にセカンドオピニオン聞きに行く!と瞬間に決め、ダンナから、えー川越遠いやん、がんセンターでええやん、と言われても、いや、この先生とこに行く、と主張して今日の診察に繋がったわけですが、結果的に聞かなければいけない人に見事に当たったようです。 外科医の主治医には判断できないことをやってくれる内科医のセカンドオピニオン。 「またギリギリで運をひいたんちゃうか?」 とはダンナ談。 この結果を持って月曜日に主治医と話してきます。 今すぐの手術も、副作用のキツイAT治療も避け、アレルギー反応を起こしている治療はせず、でも腋窩の腫瘍が小さくなってきているのを実感している今の治療を続行する、第3の方針を。 アブラキサンになると残ってる私のまつ毛ちゃんもサヨナラ、かな。 手足が痺れてやけど、打撲の頻度が上がるらしいが、これ以上鈍臭くなってどうなるんだろ? と不安要素はいろいろありますが、まだ手術前に腫瘍が小さくなるチャンスが、執行猶予が与えられたと思って、頑張ります!
by kyoko05040504
| 2017-10-25 19:56
| Il cancro al seno
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Comments(2)
Commented
at 2017-10-25 22:51
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ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented
by
kyoko05040504 at 2017-10-26 07:16
> のりこさん
はじめまして。コメントありがとうございます!今ぱあーっと農園に向かう風景が目の前に広がりましたよ。私のフランクフルト便利帳はお役に立てましたでしょうか?^_^ 応援ありがとうございます。頑張ります!
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